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FF7リメイク:英語で何と言っている?・クラウド 魔法編

Hello! SANです! FF7リメイクが発売されて1ヶ月間くらい経ちましたね。プレイされた皆さんどうでしたか?私は非常に楽しめました! 続編がでるまでかなり時間がかかるのではないかな。

それまでこのゲームで英語の勉強をするのはどうですか?!ゲーム内のテキストは日本語のままだけど、声を英語に変えることができます。 クラウドはバトル中、魔法を使った時英語でなんて言っているのか見てみましょう。

 ※表の中の英語版のセリフと日本語版のセリフはきちんと対応したものを並べているわけではないのでご注意くださいね。 下の4つをクリックすればその項目までジャンプできます。

Fire – ほのお

英語版直訳日本語版
Calling fire炎を呼ぶ爆ぜろ
Time to burn燃える時間だぞ燃え上がれ
No escape逃げ場はないぞ渦巻け
Need a light?火は要るか?焼き尽くす
You’re mineお前は俺のものだあぶり出す

Calling fire

英語には主語が常に必要だとみなさん勉強したと思うけど、常にではないです。必死の状況で情報を早く伝える時は、主語なしで「ing」を使うのが適切。

「I’m calling fire」ももちろん正しいけど、クラウドが魔法を使っているのは明らかだし、バトルの時は必死なのでわざわざいうのは不自然に聞こえます。

では、「I’ll call fire」はどうでしょう?これも、必死な状況では不自然になります。あと、誰かに向かって喋っているように聞こえます。

ロボットアニメで、オペレーターの人が戦っている人たちに情報を伝えるシーンがよくありますね。そういう状況でも「動詞~ing 」で文章を始めます。

Time to burn

本来は「It’s time to burn」だけど、バトルは必死な状況なので主語は要りません。

でも実は、「Time to ~」はとてもよく使われる表現なのでどんな時でも「It’s」なしで全然大丈夫です。

No escape

本来「There’s no escape」バトル中どっちを使っても不自然ではないけど、これはキャラによって異なります。

クラウドだと出来るだけ物事を手短に言うイメージがあるので「No escape」が合っています。

セフィロスならすごい余裕をもって戦っている感じがするし、ゆっくり喋っているので「There’s no escape」という方が似合うと思います。

Need a light?

本来「Do you need a light?」また主語がどっかに行っちゃったんですね!

このセリフはちょっとした冗談です。タバコを吸いたいけど火がない人がいたら「火を貸しましょうか」など言いますね。英語では「Do you need a light?」と言います。

ちなみに、普通の時でも、動詞が「need」か「want」だったら「Do you」はあってもなくてもいいです。

You’re mine

日本語で考えるとちょっとロマンチックな感じですかね?

でも英語では、映画とかゲームの中で殺気を込めて言うセリフです。「殺すぞ」という意味になります。

格ゲーをプレイしていて対戦相手に向かって挑発するときにも「お前負けるぞ」みたいな感じに使えます。

恋人に向かってロマンチックに言えなくはないけど、気をつけた方がいいです。

口調にもよるけど、恋人の事を「もの」として見ているような気持ち悪い意味になってしまいます。ただ、明らかにふざけていて、遊んでいるだけという雰囲気が伝わったら大丈夫です。

Lightning – いかずち

英語版直訳日本語版
Calling lightning稲妻を呼ぶしびれろ
Buzz offあっちいけ引き裂く
Bam!バーン!つんざけ
Fry焦げろ打たれろ
There!そこ!轟け

Calling lightning

私は日本語を勉強しているとき「雷」という言葉が意味するのは音なのか、光なのかずっと疑問に思っていました。

「雷が鳴る」「雷が落ちる」と両方言えるので混乱していました。

最近知ったけど、日本語ではそんなに気にしていないですよね?「雷」と聞いたら、光と音を同時にイメージするみたいですね。

でも英語でははっきり区別しています。

「thunder」は雷の音で、「lightning」は雷の光です。音で攻撃するわけではないので、この魔法は「lightning」と呼んでいます。

でも実際の攻撃の名前は「thunder」です!「Thunder, Thundara, Thundaga」という三つのセットです。

ライトニングに「~ラ」と「~ガ」を綺麗に付けられないからでしょうね。

「Lightningara(ライトニンガラ?)」は全然スムーズに言えないです。

あと、日本語から訳しているので勝手に新しい攻撃の名前を作ってはダメなんでしょう。

ちなみに英語版のPSのFF7では、雷魔法は「Bolt 1, Bolt 2, Bolt 3」・「ボルト1、ボルト2、ボルト3」になっています。

「Bolt」は雷の光の方の意味です。ただの推測だけど、翻訳した人が

(・ω・)「Thunderは音だから、攻撃の名前として変かな?」

(・ω・)「でもLightningだと長すぎるから、どうしよう?」

(・ω・)「・・・あ、じゃあBoltも雷の光という意味だし、短いのでそっちにしよう!」

と考えたのかも(笑)

とにかく、魔法の名前は「Lightning」だけど、攻撃の名前は「Thunder」です。

Buzz off

これもちょっとしたダジャレです。クラウドはダジャレが好きですね(笑)

「buzz」は、電気ショックの音です。もし漫画に出て来たら「bzzzzt!」というオノマトペになります。

日本語だと「ビリビリ」ですかね。

「to buzz off」は99.9%の時にクラウドが使っているように命令形として使います。失礼な言い方で、「ほっとけ」、「あっちいけ」という意味です。

Bam!

英語はオノマトペはあまりないけど、これは会話でもわりとよく使います。

「bam」は非常に大きい音を示します。

爆発とか、テーブルを手で強くたたくとか、車の衝突とか、大きい音だったら本当になんでもあり。

Fry

「to fry」は複数の意味があります。

料理の場合「揚げる」「油で炒める」という意味。

電気の場合「(電気の熱で)破壊する」という意味。

つまり、「黒焦げにしてやる!」と言っています。

Ice – れいき

英語版直訳日本語版
Calling ice氷を呼ぶ吹雪け
Chill落ち着け・寒くなれ震えろ
Shatter砕けろ砕けろ
Bundle up厚着しろ・暖かくしろ凍えろ
Freeze止まれ・凍れ凍てつけ

Calling ice

属性の名前は「ice」です。

攻撃の名前は日本語のまま、「Blizzard, Blizzara, Blizzaga」です。

英語版のPSのFF7では、「Ice 1, Ice 2, Ice 3」になっています。

Chill

これに二つの意味があります。「to chill」は非常によく使う言葉で、ひとつめは「落ち着く」という意味です。例:I chilled at home today.

相手に向かって命令形で「Chill!」と言ったら、「落ち着け!」となります。

ふたつめに「冷たくなる」という意味があるので、ダジャレですね。

Shatter

「to shatter」= 「砕ける」

命令形なので、「to」を消して「Shatter!」だけになっています。

Bundle up

「to bundle up」は「厚着をする」という意味。暖かい服を来てねという優しさの皮肉なので、クラウドっぽいユーモアです。

Freeze

ダジャレが多いですね。今回も、二つの意味が入っています。

まず、「to freeze」は「止まる、動きをとめる」

警察官が犯人を見つけた時に、必ずこの言葉を使います。刑事ドラマを見た人は絶対に聞いたことがあります。「Freeze!(動くな!)」

もう一つの意味は、「凍える、凍る」です。

Wind – かぜ

英語版直訳日本語版
Calling wind風を呼ぶ荒れ狂え
Storm’s coming嵐がくる吹き荒れろ
Howl吠えろ切り裂け  
Roarうなれうなれ
Scatter舞い散れ舞い散れ

Calling wind

みなさん知っていましたか?PSのFF7ではかぜのマテリアがないんです!

風魔法が使えるのは敵だけ、しかも使ってくるのは「エアロガ」だけなんです。英語版では「Aero 3」となっています。

英語の説明ではなくてすみません。

Storm’s coming

本来「A storm is coming.」

なぜ「a」をちゃんと言っていないんでしょう?

説明するにはそれだけについての記事が必要になります。

今覚えて欲しいのは、「a」「the」が必ず言わなきゃいけないことはないということ。

会話で非常によくあるけど、「is」を省略されていますね。言葉に「s」をつけることだけになっています。

みなさんもやってみてください。喋る時はちゃんと「is」を発音せずに、最後に言った言葉に「s」を付けて言ってください。

例:「Cloud is a cool character. 」= 「Cloud’s a cool character. 」

例:「What is your name?」 = 「What’s your name?」

すごくネイティブっぽく聞こえてきます!

Howl

「to howl」は「吠える」という意味です。風と犬・狼両方に使えます。

例:The wind is howling.

例:The dog is howling.

レッドXIIIは犬っぽいキャラでしょう?

彼はリミットブレイク技の一つに「ハウリング・ムーン」という技を持っていますね。

英語では「howling moon」だけど、まさにこの「howl」という動詞を使っています。

実は人にも使えます。だいたい「痛みで叫んでいる」という表現になります。

例:He is howling in pain.

Roar

「to roar」も鳴き声の一つですね。一番ピンとくる動物がやっぱりライオンだけど、大きい動物の鳴き声に使えます。

「howl」みたいに、強く吹いている風にも使えるので、クラウドはその意味で使っています。

「howl」と違って、「roar」は嵐みたいな感じがします。

最後に

みなさん、いかがでしたか。

日本語のセリフをうまく英語に直しているし、英語ならではのユーモアも入っているのでとてもいい翻訳だと思います。

英語の声優の人もとてもいいので、一度英語に切り替えて遊んでみるのも面白いかもしれませんよ。

よかったら次も見てください!

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